先に結論:媒体契約より先に、職種・チャネル・KPIで検索群を分ける

広告・マーケティングのダイレクトリクルーティングでは、媒体契約から始めるのではなく、広告営業、運用、ストラテジー、CRM、SEO・コンテンツ、クリエイティブ、事業会社マーケ等の求人群を先に分けます。

同じ「マーケター募集」でも、代理店の運用担当と事業会社のマーケ責任者、CRMとクリエイティブでは候補者市場が異なります。検索群を分けないまま複数媒体を導入すると、候補者重複や対象外レビューが増えます。

運用では媒体単位の返信率だけでなく、求人群ごとの検索結果、送付対象率、新規候補者増分、返信、面談、選考移行を見ます。媒体全体の規模ではなく、自社が会いたい候補者をどれだけ新たに発見できたかで役割を判断します。

Green・Wantedly・YOUTRUST TALENT・AMBIを比較

サービス接点・特徴広告・マーケ採用での使いどころ比較ポイント
GreenIT・Web系の経験者との接点を持つ採用サービス。デジタル広告、Webマーケ、CRM、SaaS寄りの人材を求人に応じて比較する。デジタルマーケ、広告運用、Web・SaaS経験者職種別候補者数、IT/Web比率、運用工数
Wantedly事業・仕事・チームの情報を伝えながら候補者との接点を作るサービス。ブランド、コンテンツ、クリエイティブ、事業会社マーケ等で仕事のテーマを伝える採用事業理解、候補者接点、コンテンツ運用
YOUTRUST TALENTネットワークを通じた転職潜在層との接点を持つ採用サービス。広告・Web・SaaS・スタートアップ等の潜在層を広げる採用新規候補者増分、潜在層、個別訴求
AMBI若手ハイキャリア層との接点を作るサービス。若手マーケター、広告営業、運用、CRM、企画等若手候補者増分、成果・役割、成長余地

料金、機能、スカウト条件、契約条件は変更される場合があります。導入時は各社の最新公式情報を確認し、自社求人で実際に接点を持てる候補者と運用工数を比較してください。

検索前に代理店・事業会社・デジタル専門職を分ける

広告代理店では複数顧客・予算を扱い、アカウント、プランニング、運用、制作等の専門チームが連携します。事業会社では自社商材の売上・顧客獲得・継続・LTV等を横断して追うことが多く、評価する経験が変わります。

デジタル領域では広告運用、CRM、MA、SEO、SNS、コンテンツ、データ分析等が細分化されています。検索では媒体名だけでなく、予算、商材、KPI、施策設計の責任を確認します。

クリエイティブ職ではポートフォリオや担当範囲、データ・CRM職では分析や施策実装への責任を見るなど、レジュメの見方も求人群ごとに変えます。

MUST・WANT・代替経験を検索前に決める

MUSTには、入社時点で欠けると業務が成立しない条件だけを置きます。大規模広告予算、B2Bのデマンドジェネレーション、CRM設計、ブランド戦略等、求人ごとに理由を明確にします。

WANTには、立ち上がりが早くなる媒体・ツール・商材経験を置きます。Google広告、Meta、Salesforce、MA等の特定ツール経験をすべてMUSTにすると母集団を狭めるため、代替可能性を判断します。

代替経験として、代理店から事業会社、事業会社から代理店、SaaS・EC・メディア等をどこまで評価できるかを決めます。検索を広げても共通基準でレビューできます。

職種・責任ごとに検索条件を変える

広告営業・アカウント

顧客業界、予算、提案、受注・継続、社内外チームとの連携を確認します。売上だけでなく、顧客のマーケ課題をどう設計したかを見ます。

広告運用

媒体、予算、CPA・ROAS、案件数、商材、改善サイクルを確認します。入稿・レポート中心か、配分・クリエイティブ・LP改善まで判断したかを分けます。

CRM・データ

顧客データ、セグメント、MA、LTV、継続率、分析等を確認します。ツール操作だけでなく、施策設計・検証の責任を見ます。

事業会社マーケ

自社売上、獲得、CRM、ブランド、商品・営業連携等を確認します。代理店管理だけか、自ら戦略・施策を設計したかを分けます。

クリエイティブ

制作物、担当工程、ターゲット、KPI、企画・ディレクション・制作の範囲を確認します。ポートフォリオと成果のつながりを見ます。

広告運用、CRM、MA、SEO、コンテンツ、ブランド、CPA、ROAS、LTV等を求人ごとに組み合わせます。会社名や媒体名は補助条件とし、責任範囲が分かる語を中心にします。

検索結果が少ない場合は、代理店・事業会社の境界を緩め、SaaS、EC、メディア等へ広げます。検索結果が多い場合は、予算、商材、B2B/B2C、担当KPI、マネジメントを追加します。

条件変更の理由を記録し、送付対象率を見ると、要件が厳しすぎるのか、媒体に候補者が少ないのかを分けて判断できます。

4サービスをどう使い分けるか

Green

デジタル広告、Webマーケ、CRM、SaaS等のIT/Web寄り経験者を比較します。データ・MarTech寄りの求人でも候補者母集団を確認します。

Wantedly

ブランド、コンテンツ、クリエイティブ、事業会社マーケ等で事業・仕事・チームを伝えながら接点を作りたい場合に比較します。

YOUTRUST TALENT

広告、Web、SaaS、スタートアップ等の潜在層を補完します。既存媒体にいなかった新規送付対象の増分を確認します。

AMBI

若手マーケター、広告営業、運用、CRM、企画等を比較します。若手でも予算・KPI・担当範囲を見て準即戦力かを判断します。

媒体ではなく求人群ごとにKPIを持つ

広告営業、運用、CRM、事業会社マーケを一つのKPIで評価しません。各求人群で検索結果、送付対象率、送付数、返信、面談化、選考移行、辞退理由を記録します。

送付対象率が低い場合は、媒体より要件が原因かもしれません。返信率が低い場合は、予算・裁量・案件・データ環境・働き方・文面を見直します。

現場レビューの工数もKPIです。候補者が多くてもマーケ責任者が確認できなければ運用は詰まります。週次レビュー件数と判断者を決めます。

複数媒体では候補者重複と新規増分を測る

2媒体目以降を追加するときは、同じ候補者が複数DBにいる割合を確認します。重複が多い場合、媒体数は増えても送付対象は増えません。

比較すべきなのは登録者数ではなく、自社求人で新しく見つかった送付対象人数です。広告運用では増分が大きくても、CRM責任者では別の候補者ソースが必要になることがあります。

新規増分が少ない場合は、媒体追加より、代理店・事業会社の許容範囲や必須ツール経験を見直します。

現場レビューでは「成果の前提条件」までそろえる

広告・マーケの成果は、予算、商材、ブランド力、価格、営業力、サイト・プロダクト品質など複数要因に左右されます。レジュメのCPA改善や売上成長だけで候補者を比較せず、本人が変えた変数と意思決定を確認します。

レビューコメントは「数字が強い」「有名企業出身」ではなく、今回の求人との接点を残します。たとえば「B2B SaaSで月額予算とリードKPIが近い」「CRMでLTV改善を企画から検証まで担当」など、次の検索改善に使える情報へします。

スカウトは候補者の成果と今回の課題をつなぐ

候補者の会社名や媒体経験を褒めるだけでは個別性が弱くなります。担当した商材、顧客、予算、KPI、施策・改善を読み、今回の事業・案件でどの課題を任せたいかを示します。

代理店出身者には自社事業の売上・LTVまで追う魅力、事業会社出身者には複数顧客・大型予算・専門チームと働く魅力など、環境の違いを具体化します。

CRM・データ人材にはデータ環境、顧客規模、利用ツール、プロダクトとの接点を伝えます。クリエイティブ職にはブランド、制作体制、意思決定範囲を明示します。

向く企業・向かないケース

向く企業は、求人を営業・運用・CRM・事業会社マーケ等へ分け、商材・予算・KPI・役割で候補者を評価できる企業です。媒体横断で候補者重複と新規増分を確認できる運用にも向きます。

向かないケースは、「マーケター」で一つの検索式を使う、媒体名やツール名だけで即戦力と判断する、現場レビューの担当が決まっていないケースです。

選定時に確認するチェックポイント

  1. 求人群:営業、運用、CRM、事業会社マーケ等を分けているか。
  2. 検索軸:商材、予算、KPI、役割、成果を評価に使えるか。
  3. 候補者増分:既存媒体と重複しない送付対象が増えるか。
  4. 運用:現場レビュー、個別文面、返信後対応を継続できるか。
  5. 最新条件:料金・機能・契約条件を公式情報で確認したか。

広告・マーケティング採用の運用負荷を抑えるAIスカウトくんの活用

広告・マーケティングでダイレクトリクルーティングを始める際にGreen・Wantedly・YOUTRUST TALENT・AMBIを比較し、使い方を決めたあとも、次に待っているのは、代理店営業・広告運用・事業会社マーケ・CRM・データを踏まえた検索条件の設計と候補者の見極めです。

広告・マーケティング採用で現場と要件をすり合わせながら進める場合、確認の往復も運用の負担になります。

AIスカウトくん(TechSuite株式会社)は、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト運用代行サービスです。候補者検索・選定から、一人ひとりに合わせたスカウト文面の作成、送信、返信対応、改善までを一貫して担い、求人ごとにコンサルタントがAIをチューニングします。運用の実務を外部化することで、採用担当者の工数や負荷を抑えながらスカウト運用を続けやすくなります。

料金は、月額5万円から利用できるプランと、利用実績に応じた通数課金プランがあります。媒体そのものの契約・利用料金は代行費に含まれません。ログインやツールの導入は不要で、契約から1週間程度で運用を開始できます。

よくある質問

Q. 広告・マーケのダイレクトリクルーティングは何から設計しますか?

媒体契約より先に、広告営業、運用、ストラテジー、CRM、クリエイティブ、事業会社マーケ等の求人群を分け、商材・顧客・予算・KPIを整理します。

Q. 複数媒体では同じマーケターが重複しませんか?

重複は起こり得ます。媒体追加時は登録者規模ではなく、自社求人で既存媒体にいなかった新規送付対象が何名増えたかを確認します。

Q. 代理店から事業会社への転用はできますか?

求人によります。顧客課題の整理、広告運用、分析、予算管理等が近い場合は候補になりますが、自社売上・LTV・社内調整等の事業会社側の責任をどこまで補えるかを確認します。

Q. スカウト文では何を個別化しますか?

候補者が担当した商材、顧客、予算、KPI、チャネル、改善テーマを今回の案件・事業課題へつなぎます。媒体名だけの言及で終わらせません。

更新日・参照元

更新日:2026年9月18日

サービス名称、機能、料金、契約条件は変更される場合があります。導入時は各社の最新公式情報を優先してください。