従業員50名以下の採用媒体選びで見るべきこと

従業員50名以下の企業では、採用担当者が人事・労務・総務を兼務していることも多く、サービスを導入しても候補者検索やスカウト送信を継続できないケースがあります。そのため、候補者数やブランド知名度だけでなく、「週に何時間運用できるか」「採用予定は1名か複数名か」「採りたい人材は転職顕在層か潜在層か」を先に決めることが重要です。

ビズリーチは即戦力人材のデータベースを直接検索するサービス、dodaダイレクトは大規模なスカウト会員DBと2種類の料金モデル、OpenWorkリクルーティングは社員口コミプラットフォーム上の候補者への求人・スカウト、XAION HRはWeb・SNS等の公開情報を統合した非登録型の候補者探索という違いがあります。

従業員数は絶対的な選定条件ではありません。同じ50名以下でも、年1名の幹部採用と年10名の営業採用では最適な媒体が変わります。

比較表|候補者層・料金・運用負荷

比較軸ビズリーチdodaダイレクトOpenWorkリクルーティングXAION HR
主な特徴即戦力人材DBを企業が直接検索・スカウト幅広い中途DBへ直接スカウト社員口コミプラットフォームの利用者へ求人・スカウト公開情報・SNSを活用した非登録型タレント探索
向きやすい採用即戦力・専門職・マネジメント等若手からハイクラスまで幅広い中途採用口コミ・働き方を確認する中途、新卒も併用可転職媒体にいない潜在層・エグゼクティブ・専門人材
料金の考え方採用計画に応じ複数プラン。詳細は料金表定額・成功報酬0円型/月額+成功報酬型基本利用料+成功報酬プラン別見積。自社運用・運用代行・人材紹介を案内
初期コストを抑える選択肢料金表・プランを個別確認月額+成功報酬型は初期費用0円求人掲載のみは初期利用料無料・スカウト不可料金は問い合わせ。採用課題に合わせて提案
運用企業が候補者検索・スカウトを継続企業がDB検索・スカウト、工数削減機能あり求人・検索・スカウトを企業が運用自社運用と運用代行を選択可能

ビズリーチ|重要ポジションの「欲しい1名」を直接探す

法人向けビズリーチは、即戦力人材のデータベースを企業が直接検索し、スカウトできるサービスです。公式サイトでは企業規模・知名度にかかわらず利用事例があり、採用要件に合う人材がどの程度いるか無料のお試し検索も案内しています。

50名以下の企業では、事業責任者、専門職、マネジメント、経験豊富な営業など「採用人数は少ないが1名の重要度が高い」求人で比較しやすいです。一方、サービスを契約するだけでは候補者へ届かないため、検索・スカウト・返信対応を継続する担当者が必要です。

料金は採用計画に合わせた複数プランがあり、具体的な料金表は資料で確認する形式です。採用予定人数と候補者検索結果を見て、固定費・成功時費用を含む総額を確認してください。

dodaダイレクト|少人数採用と複数名採用で料金モデルを変えられる

dodaダイレクトは、dodaのスカウト会員データベースを企業が検索し、候補者へ直接アプローチするサービスです。公式サイトでは約439万人規模のDBを案内し、若手からハイクラスまで幅広い候補者へリーチできるとしています。

料金は大きく2系統です。先行投資型の定額プランは初期費用のみで成功報酬0円となり、複数名を採用するほど1名あたりの費用を抑えやすい設計です。もう一方の月額利用料+成功報酬プランは初期費用0円で、採用予定人数が少なく初期投資を抑えたい企業向けと案内されています。

50名以下で「まず1名採用したい」のか「今期に複数名採る」のかによって料金モデルを選べる点が比較しやすいです。無料トライアルでは候補者DBの検索・閲覧もできます。

OpenWorkリクルーティング|知名度が低くても口コミ文脈で検討される

OpenWorkリクルーティングは、社員・元社員のクチコミプラットフォームOpenWorkのユーザーへ求人掲載・ダイレクトスカウトを行えるサービスです。候補者が会社の評価・働きがい・社員の声を確認する場で求人と接点を作れることが特徴です。

現行料金は基本利用料+成功報酬で、Lightは6か月70万円・12か月120万円、Standardは6か月110万円・12か月180万円、Premiumは6か月200万円・12か月350万円です。中途・新卒を併用する場合の成功報酬は中途70万円・新卒30万円で、中途のみの場合は80万円、新卒のみの場合は35万円です。

50名以下では基本利用料が予算に対して大きくなる場合があるため、口コミを見て企業を比較する候補者との接点が本当に必要か、年間採用人数で費用を割った時に成立するかを確認してください。求人掲載のみなら費用なしのプランもありますが、スカウトは送れません。

XAION HR|転職媒体に登録していない潜在層まで探す

XAION HRは、Web上の公開情報・SNS等を統合した非登録型プラットフォームとして、転職媒体に登録していない候補者へ直接アプローチできることを特徴としています。AIが求人要件を解析して候補者をピックアップし、SNSスカウト文面の生成やナーチャリングも支援します。

公式サイトでは自社運用、運用代行、人材紹介という複数の支援体系を案内しています。採用担当者の工数が限られる50名以下の企業では、自社で使い切れるか、運用代行まで任せるかを最初に決めることが重要です。

料金は採用課題・提供プランに応じた問い合わせ形式です。プラットフォーム型では成果報酬費ゼロを訴求していますが、人材紹介など支援形態が異なる場合は料金構造も変わるため、契約するサービス範囲を確認してください。

年1〜2名なら「固定費」より採用難易度を先に見る

採用予定が年1〜2名だからといって、必ず初期費用の低い媒体が有利とは限りません。採用したい人材が希少で、求人掲載だけでは応募が来ない場合、候補者DBや潜在層探索へ投資した方が採用期間を短縮できることがあります。

一方、一般的な若手営業・事務など候補者母集団が広い求人で、高額な固定費を持つと1名あたりの採用単価が高くなる可能性があります。dodaダイレクトの成功報酬型や、別の求人掲載サービスを含めて比較する余地があります。

「年1名」ではなく、「その1名の採用難易度」「欠員期間の事業損失」「経営者・現場が候補者検索へ使える時間」まで含めて判断してください。

採用担当が兼務なら運用時間を先に見積もる

ダイレクトリクルーティングは、候補者検索、対象者確認、文面作成、送信、返信、日程調整、選考管理を継続して初めて成果につながります。従業員50名以下では経営者・現場責任者・総務担当が採用を兼務していることもあり、媒体を増やしすぎると運用が止まりやすいです。

ビズリーチ・dodaダイレクト・OpenWorkを使う場合は、週に何時間検索・スカウトするか担当者を決めます。XAION HRでは運用代行も選択肢になるため、ツール費だけでなく外部化した場合の工数削減も比較します。

最初は1〜2媒体に絞り、送信、返信、面談、選考、採用の数値を4〜8週間単位で確認してから追加チャネルを判断すると管理しやすくなります。

料金比較は1名採用時と複数名採用時の両方で試算する

dodaダイレクトのように定額・成功報酬0円型と月額+成功報酬型を選べるサービスでは、採用人数によって有利なプランが変わります。OpenWorkのように基本利用料と成功報酬があるサービスも、採用人数が増えると1名あたりの固定費は下がります。

ビズリーチは複数プランの料金表を取得し、自社の採用期間・人数で総額を比較してください。XAION HRも自社運用・運用代行・人材紹介で料金構造が異なるため、同じ業務範囲へそろえます。

「媒体費÷採用人数」だけでなく、採用担当者の人件費、現場面接工数、採用できない期間の機会損失も含めて評価すると、小規模企業に合う投資額を決めやすくなります。

向く企業・向かないケース

ビズリーチが向く企業:採用人数は少なくても即戦力・専門職・責任者候補など重要度の高い求人があり、自社で候補者検索・スカウトを継続できる企業です。運用時間を確保できない場合は媒体を使い切れない可能性があります。

dodaダイレクトが向く企業:若手からハイクラスまで幅広い中途採用を行い、採用人数に応じて定額型と成功報酬型を選びたい企業です。

OpenWorkリクルーティングが向く企業:口コミを確認する候補者へ求人・スカウトを届けたい企業や、中途・新卒の両方を同一契約で運用したい企業です。少人数採用では基本利用料を含む費用対効果を確認してください。

XAION HRが向く企業:登録型媒体では見つけにくい潜在層・エグゼクティブ・専門人材を探し、SNS採用やタレントプールを使いたい企業です。一般的な大量採用だけが目的なら機能が過剰になる可能性があります。

選び方|6つの確認ポイント

  1. 年間採用人数:1〜2名か、複数名かで固定費・成功報酬の見え方が変わります。
  2. 採用難易度:一般人材か、即戦力・潜在層・エグゼクティブかを分けます。
  3. 運用時間:週に候補者検索・スカウトへ何時間使えるか確認します。
  4. 料金モデル:定額、月額+成功報酬、基本料+成功報酬、個別見積を同じ期間で試算します。
  5. 候補者ソース:登録型DBか、口コミ利用者か、SNS・公開データかを確認します。
  6. 外部化:自社運用か運用代行かを決めます。

50名以下の企業では、サービス数を増やすより「採りたい人がいるチャネルを1〜2本選び、止めずに運用する」ことが重要です。

従業員50名以下の採用で、候補者検索・選定から返信対応までを支援する運用代行

ビズリーチ・dodaダイレクト・OpenWorkリクルーティング・XAION HRの使い分けを整理した従業員50名以下の企業の採用でも、実際に手が止まりやすいのは少ない採用専任者で回す候補者検索から返信対応までの運用です。

従業員50名以下の企業の採用の運用を社内だけで回し続けると、担当者の工数と負荷が集中しがちです。

AIスカウトくん(TechSuite株式会社)は、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト運用代行サービスです。候補者検索・選定から、一人ひとりに合わせたスカウト文面の作成、送信、返信対応、改善までを一貫して担い、求人ごとにコンサルタントがAIをチューニングします。運用の実務を外部化することで、採用担当者の工数や負荷を抑えながらスカウト運用を続けやすくなります。

料金は、月額5万円から利用できるプランと、利用実績に応じた通数課金プランがあります。媒体そのものの契約・利用料金は代行費に含まれません。ログインやツールの導入は不要で、契約から1週間程度で運用を開始できます。

よくある質問

従業員50名以下なら一番安い採用媒体を選ぶべきですか?

必ずしもそうではありません。採用難易度、年間採用人数、運用工数を含めて1名採用時の総コストを比較してください。

少人数採用にdodaダイレクトは使えますか?

公式サイトでは初期費用0円の月額利用料+成功報酬プランを、採用予定人数が少ない企業向けとして案内しています。

OpenWorkリクルーティングの料金はいくらですか?

現行料金は基本利用料+成功報酬です。Lightは6か月70万円からで、中途・新卒併用時の成功報酬は中途70万円・新卒30万円です。中途のみ・新卒のみでは成功報酬額が異なります。

XAION HRは転職媒体の登録者だけが対象ですか?

いいえ。公式サイトではWeb・SNS等の公開情報を統合した非登録型プラットフォームとして、転職市場にいない候補者へアプローチできると案内しています。

採用担当者が兼務の場合は何媒体くらいから始めるべきですか?

運用可能時間によりますが、最初から増やしすぎず1〜2媒体に絞り、送信・返信・面談・採用を計測してから追加する方が管理しやすいです。

更新日・出典

更新日:2026年9月18日。料金・機能・契約条件は変更される場合があります。公開・契約前に法人向けビズリーチ公式、dodaダイレクト公式、OpenWorkリクルーティング公式料金ページ、XAION HR公式で最新情報をご確認ください。