送付数を増やす前に「何通まで処理できるか」を決める
スカウト通数を増やすと候補者接点は増えますが、返信後の初回連絡・日程調整・面談・現場確認が追いつかなければ候補者体験は悪化します。まず週あたり何件の返信を処理でき、何件の面談枠を確保できるかを見積もります。
送信上限が大きいプランを契約しても、候補者レビュー・個別文面作成の工数が不足すれば消化できません。送信数、ユニーク候補者数、返信数、面談数を同時に設計してください。
「残通数を使い切る」ではなく「必要採用数から逆算して必要な有効送信数を確保する」ことが目的です。
比較表|送付数を増やす時の通数・料金・候補者層
| 比較軸 | Wantedly | Green | YOUTRUST TALENT | OpenWorkリクルーティング |
|---|---|---|---|---|
| 主な候補者接点 | プロフィール検索+ダイレクトスカウト | IT/Web求人・スカウト | 友人・友人の友人を含むネットワーク採用 | 口コミ利用者への求人・スカウト |
| 送信量の特徴 | 契約/オプションのプランごとに通数上限 | 契約条件・運用機能を確認 | 有料プランごとに送信上限が異なる | プラン別に数千〜無制限のスカウト枠 |
| 料金の特徴 | 毎月定額・成果報酬なし。スカウトは複数プラン | 初期設定費+職種分類別の成功報酬 | 複数有料プラン・成果報酬なし | 基本利用料+固定成功報酬 |
| 量を増やす時の注意 | 候補者層とプラン対象範囲を確認 | IT/Web以外では母集団適合を確認 | ネットワーク外へ無制限に広がるわけではない | 通数が多くても対象品質を落とさない |
Wantedly|プラン通数と候補者対象範囲を見て増やす
Wantedlyは会社ページ・募集・ストーリーに加え、ダイレクトスカウトで候補者へ直接接点を作れます。公式ページでは成果報酬なしの毎月定額モデルを案内し、ダイレクトスカウトはプランによって送信通数・対象候補者範囲が異なります。
公式のダイレクトスカウトページでは、月50通のプラン例や対象ユーザー範囲の違いが案内されています。通数を増やす時は、送信数だけでなく、自社求人の対象候補が上位プランでどれだけ増えるかを確認してください。
採用広報コンテンツと組み合わせ、スカウトを受け取った候補者が社員・仕事・事業を確認できる導線も整えます。
Green|IT/Web候補者へ量を増やすなら対象職種を分ける
GreenはIT/Web業界・ベンチャー企業の経験者採用に強みを持つ成功報酬型求人メディアです。採用時の成功報酬は応募した求人の職種分類によって決まると公式サポートで案内されています。
エンジニア・デザイナー・営業・マーケティングなど複数職種で送信量を増やす場合、職種ごとに検索条件・文面・返信率を分けます。同じテンプレートを全職種へ流用すると、通数は増えても面談化が下がる可能性があります。
IT/Web候補者層との適合が高い求人に集中し、送信量と成功報酬を採用数から逆算して運用してください。
YOUTRUST TALENT|ネットワーク範囲と意欲変化を使って送付機会を増やす
YOUTRUST TALENTはキャリアSNSのネットワークを活用し、転職潜在層へ接点を作るサービスです。公式FAQでは、有料プランで「友達の友達」まで検索・意欲閲覧・スカウト送信ができ、プランによって送信可能上限が異なると案内されています。
送付数を増やす際は、単に検索結果へ一斉送信するのではなく、転職・副業意欲の変化、候補者の経験、つながりを見ながら優先順位を付けます。潜在層は転職前提ではないため、カジュアルな情報交換をCTAにする場合もあります。
2026年4月からはYOUTRUST TALENT上で候補者探索から文面生成・送信までを行うスカウトAIエージェントも案内されていますが、自社の承認・運用ルールを決めて使ってください。
OpenWorkリクルーティング|大量送信枠を必要採用数から選ぶ
OpenWorkリクルーティングはプランごとに大きなスカウト枠を用意しており、公式料金ページではライト・スタンダード・プレミアムで契約期間に応じて数千通〜無制限の設定が案内されています。
送付数を増やしたい企業では通数面の余裕を持ちやすい一方、候補者が口コミ・会社評価を確認するため、文面だけ増やしても会社情報との整合が弱いと返信・面談にはつながりません。
求人・口コミ・面談説明を揃えた上で、ターゲットリストやテンプレートを使い、品質を落とさず処理できる範囲で送付量を増やします。
必要送信数を採用目標から逆算する
年間採用人数から、面談化率・選考通過・内定承諾を逆算し、必要な返信数・送信数を計算します。過去実績がない場合は小規模に運用し、自社の数値を作ってから通数計画を更新します。
例えば採用数を増やしたいからと送信数だけ2倍にしても、対象候補を広げすぎて返信・面談品質が落ちれば効率は上がりません。職種ごとのファネルを分けてください。
媒体の上限通数は制約条件の一つであり、必要送信数を決める根拠は自社の採用ファネルです。
候補者レビューを高速化しても評価基準は減らさない
送付数を増やす時に最も工数がかかるのは、候補者プロフィールの確認です。MUST条件・除外条件を明文化し、候補者1名ごとに何を見るかを固定するとレビュー速度を上げられます。
ただし送付数を増やすためにプロフィールを読まず自動で大量送信すると、対象外スカウトが増え、企業ブランドや返信率を損なう可能性があります。自動化を使う場合も、条件設計・サンプル確認・重要候補の最終判断を人が行います。
職種別に「送ってよい例/送らない例」を作ると担当者間の基準を揃えやすくなります。
文面は共通部分と個別部分を分ける
全件をゼロから書くと送付量を増やせず、全件を完全テンプレートにすると候補者との接点が弱くなります。会社・求人・条件・選考案内を共通化し、冒頭の候補者経験との接点だけ個別化する方法が現実的です。
候補者が書いていない実績・性格・志向を推測せず、確認できるプロフィール情報から具体的な一文を作ります。職種ごとに共通テンプレートを分け、求人条件が異なる候補へ同じ文面を流用しないでください。
送付量を増やした前後で返信・面談率が大きく落ちていないか確認し、品質の下限を決めます。
返信処理・面談枠を先に増やす
送付数を増やして返信が増えても、返信確認が数日遅れる、面談日程が数週間先になる状態では採用スピードが上がりません。送信量を増やす前に、返信担当、面談候補枠、現場評価期限を増やします。
採用担当1名の場合は、週ごとに送信量を段階的に上げ、返信・面談処理が滞らない上限を確認してください。必要なら日程調整・候補者リスト作成など反復工程を分担・外部化します。
通数KPIと同時に「返信→初回連絡までの時間」「返信→面談までの日数」を追うと、量の増加が候補者体験を壊していないか確認できます。
同じ候補者への重複送信を通数に数えない
複数媒体を使うと同じ候補者がWantedly、Green、YOUTRUST、OpenWork等に存在する場合があります。媒体ごとの送信数を合算すると、ユニーク候補者への接触数より大きく見えます。
候補者名・勤務先・プロフィールURL・送信日をATSや管理表で記録し、既存接点がある場合は主担当を一人にします。別媒体から同じ内容を重複送信しないでください。
評価すべき指標は「総送信数」だけでなく「ユニーク候補者への有効送信数」です。
送信量を増やして返信率が落ちたら対象を戻す
送信数を増やす過程で、検索条件を広げすぎると対象外候補が増え、返信率・面談化率が下がります。送付量を増やした週・条件を記録し、どの拡張で品質が落ちたか確認します。
返信率が下がっても採用数が増えているなら全体効率で評価し、返信も面談も落ちているなら対象条件を戻します。通数消化率を成果指標にしないことが重要です。
媒体プランの増枠は、現在の候補者選定・返信処理が安定してから行うと無駄が少なくなります。
向く企業・向かないケース
Wantedlyが向く企業:採用広報とスカウトを組み合わせ、プランごとの候補者範囲・送信数を見ながら若手・スタートアップ人材へ接点を増やしたい企業です。
Greenが向く企業:IT/Web経験者の複数職種へ送付量を増やし、成功報酬を採用数で管理できる企業です。
YOUTRUST TALENTが向く企業:ネットワークと転職意欲の変化を活用し、転職潜在層へ個別性を保ちながら接点数を増やしたい企業です。
OpenWorkリクルーティングが向く企業:大きなスカウト枠を必要とし、口コミ・会社理解を整えながら中途・新卒を含む大量アプローチを運用したい企業です。
選び方|10の確認ポイント
- 必要通数:採用人数から逆算します。
- ユニーク候補:送信できる新規候補者数を確認します。
- プラン上限:通数・対象範囲を比較します。
- 候補者層:求人と媒体ユーザーが合うか見ます。
- レビュー工数:候補者確認基準を標準化します。
- 文面:共通部分+個別接点で量と品質を両立します。
- 返信処理:送信増加前に担当・面談枠を増やします。
- 重複:媒体横断の二重送信を防ぎます。
- 品質:返信・面談化が落ちる拡張条件を戻します。
- KPI:総通数より有効送信→返信→採用を追います。
スカウト送付数を増やすなら、媒体の最大通数ではなく、自社が品質を保って処理できる有効送信数を基準に選んでください。
送付数の拡大を目指す採用のスカウト運用を任せるなら、AIスカウトくん
Wantedly・Green・YOUTRUST TALENT・OpenWorkリクルーティングの使い分けを整理したスカウト送付数の拡大を目指す採用でも、実際に手が止まりやすいのは通数だけでなく、ユニーク候補者数・文面品質・返信後の面談処理能力まで合わせた設計です。
スカウト送付数の拡大を目指す採用で媒体を使い始めてからも、返信対応や改善の手間は続きます。
AIスカウトくん(TechSuite株式会社)は、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト運用代行サービスです。候補者検索・選定から、一人ひとりに合わせたスカウト文面の作成、送信、返信対応、改善までを一貫して担い、求人ごとにコンサルタントがAIをチューニングします。運用の実務を外部化することで、採用担当者の工数や負荷を抑えながらスカウト運用を続けやすくなります。
料金は、月額5万円から利用できるプランと、利用実績に応じた通数課金プランがあります。媒体そのものの契約・利用料金は代行費に含まれません。ログインやツールの導入は不要で、契約から1週間程度で運用を開始できます。
よくある質問
スカウト通数が多い媒体へ変えれば採用数も増えますか?
一律ではありません。対象候補者数、文面品質、返信後の処理能力が不足すると、通数だけ増やしても採用数につながらない可能性があります。
Wantedlyはスカウト通数を増やせますか?
ダイレクトスカウトは複数プランがあり、送信通数や対象ユーザー範囲が異なります。最新の契約条件を公式ページで確認してください。
YOUTRUSTは無制限に送れますか?
公式FAQでは有料プランごとに送信可能な上限数が異なると案内されています。詳細は契約プランを確認してください。
OpenWorkは大量送信に向いていますか?
公式料金ページではプランごとに数千通から無制限までのスカウト枠が案内されています。対象品質と返信後キャパを合わせて運用してください。
送付数を増やす時に最初に増やすべきものは?
面談枠・返信処理能力と、対象となるユニーク候補者数です。通数だけ先に増やすと対応遅延や対象外送信につながりやすくなります。
更新日・出典
更新日:2026年9月18日。料金・機能・契約条件は変更される場合があります。公開・契約前にWantedlyダイレクトスカウト公式、Green公式サポート、YOUTRUST TALENT公式、OpenWorkリクルーティング料金ページで最新情報をご確認ください。

