人件費に含める工程
検索・候補者選定
検索条件の作成、候補者プロフィールの確認、除外判断、現場レビューの時間を含めます。
文面・送信
求人別テンプレートの作成、候補者ごとの個別化、送信設定、送信前確認の時間を含めます。
返信・調整
候補者への返信、日程調整、ATSへの登録、社内共有に使う時間を含めます。
分析・改善
返信率や面談化率の集計、検索条件・文面の見直し、定例会議の時間を含めます。
社内時間単価の置き方
給与だけでなく、会社負担の社会保険、賞与、福利厚生、管理費などをどこまで含めるかを社内で統一します。厳密な原価が取れない場合は、比較用の簡易単価を設定し、同じ基準を継続して使います。
計算例
仮に検索・選定25時間、文面・送信15時間、返信・調整10時間、分析改善5時間、社内時間単価4,000円なら、月55時間×4,000円=22万円です。これは説明用の仮定です。
外注判断に使う
外注費と比べる際は、外注後も社内に残る要件確認や承認時間を差し引きません。内製55時間が外注で10時間に減るなら、削減45時間の価値と外注費を比較します。
工程別の時間を記録する表を作る
スカウトの人件費は送信ボタンを押す時間だけではありません。求人要件の確認、検索条件の調整、候補者の職歴確認、文面修正、返信・日程調整、定例・レポートなどを合わせて把握します。求人と媒体ごとに分けることで、どこに工数が偏っているか分かります。
| 作業工程 | 月の架空時間 | 計測する行動 |
|---|---|---|
| 検索・選定 | 25時間 | 検索設計、プロフィール確認、対象外判断 |
| 文面・送信 | 15時間 | 文面作成、個別化、送付前チェック |
| 返信・調整 | 10時間 | 質問回答、日程調整、社内共有 |
| 分析・改善 | 5時間 | KPI集計、条件変更、定例 |
| 合計 | 55時間 | 全工程を合算 |
時間単価4,000円で計算する例
月55時間×4,000円=22万円/月です。時間単価は給与だけでなく、賞与や会社負担の法定福利費など、何を含むかを明記します。この4,000円は説明用の仮定であり、一般的な採用担当者の平均単価ではありません。
仮に外注後も要件承認・候補者対応など10時間が社内へ残れば、社内の残存費用は4万円です。内製22万円との差は18万円ですが、外注費や媒体費が別途かかるため、その差を純粋な費用削減とは呼べません。3か月なら内製時間165時間と外注後30時間の差を確認でき、残りを見積書へ加えて総額比較します。
内製・外注のどちらがよいかを決める軸
外注が向くのは、対象候補者の確認や送付で採用担当者の時間が不足している場合です。一方、候補者の職務理解や現場との細かい調整を社内に蓄積したい場合、内製にも価値があります。外注後は誰が応募条件の最終承認や返信対応を担うかを決めてください。
比較では「媒体費」「外注費」「社内残存工数」「初期費用」を同じ期間で計上し、送信数と前向き返信・面談の質まで確認します。社内時間の削減と、採用決定や現金費用の削減を混同しないことが重要です。
AIスカウトくんで内製工数を見直す
AIスカウトくんは、TechSuite株式会社が提供する、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト代行サービスです。候補者検索・選定、スカウト文の作成、送信、返信対応まで一気通貫で対応します(TechSuite公式)。
よくある質問|内製スカウトの人件費
内製スカウトの人件費は何に使った時間を含めますか?
候補者検索・選定、文面・送付、返信調整、分析改善などの実測時間を含めます。
社内時間単価はどう設定しますか?
給与と会社負担をどこまで含むか統一し、社内管理上の計算単価を使います。
工数が減れば必ず利益になりますか?
必ずしもそうではありません。削減時間と現金の支出減は分けて評価します。
外注との比較で残す費用はありますか?
外注後も残る社内の承認・面談工数と媒体費、追加オプションを含めて比較します。
まとめ|工数を工程別に測ると外注判断が具体化する
内製人件費は、担当者の感覚ではなく工程別時間と統一した時間単価で算定します。金額だけでなく、削減できる時間をどの業務へ再配分するかまで考えます。
