新卒スカウトでは「承認」と「返信」を別のイベントとして扱う

新卒スカウトのKPIファネル各段階の件数と率を同じ定義でつなぎ、落ちている工程ごとに改善する。 新卒スカウトのKPIファネル 送付 承認・返信 面談 選考移行 内定・採用 各段階の件数と率を同じ定義でつなぎ、落ちている工程ごとに改善する。
各段階の件数と率を同じ定義でつなぎ、落ちている工程ごとに改善する。

新卒向け媒体には、オファーの承認、返信、イベント予約など、異なるアクションが用意されています。承認しただけで面談希望があったとは限らず、イベント参加と正式選考も同一ではありません。まず媒体の管理画面で取得できる状態を確認し、「送信」「承認」「メッセージ返信」「説明会予約」「参加」「選考移行」を別々に定義します。

複数媒体を並べる場合、ある媒体の「承認率」と別媒体の「返信率」をそのまま比較しないことが重要です。分析上は共通ファネルを用意し、媒体固有の反応は別列に保持します。

架空の新卒採用ファネルで歩留まりを確認する

段階人数(架空)分母・意味
学生へ送信1,000名初回送信者数
オファー承認(該当媒体のみ)120名120÷1,000=12%
個別のやり取りに進んだ学生60名60÷120=50%
職種説明会・面談を予約30名30÷60=50%
実際に参加24名24÷30=80%
正式選考へ進んだ学生12名12÷24=50%

この例は承認機能を持つ仮想の媒体での説明用データです。媒体の実績や平均値ではありません。承認機能がない媒体へ同じ「承認率12%」を当てはめず、その媒体で実際に測れる反応からファネルを作りましょう。

卒年度・職種・地域の違いを混ぜずに見る

28卒の技術職と27卒の営業職では、学生が仕事を検討している段階や案内できるイベントが異なります。卒年度、志望職種、勤務地・開催地域、文面版、媒体、送付時期を最低限の比較軸にします。志望業界が第二希望以降の学生へ送る場合も、志望の強さを推測せず、説明会参加など次の行動を適切に案内します。

ログイン日数などの条件が媒体で提供される場合は、その条件で分けて計測できます。ただし取得できないログイン状態を推測で補完したり、媒体のルールに反して情報を取得したりしないでください。

工程別に改善する:承認不足・予約不足・参加不足

症状改善対象具体的な確認
送信母数が不足対象条件・候補者検索必須条件の再検討、志望区分の扱い
承認・返信が少ない連絡理由・求人説明学生の活動と職務の接点が書かれているか
承認後の予約が少ないCTA・案内情報イベントの目的と参加方法が明確か
予約後の参加が少ない日程・事前案内参加形式・所要時間・案内送付状況
選考へ進まない仕事理解・適合説明内容と正式選考条件が一致するか

予約率を高めるため、存在しないイベントや選考免除を文面に書かないようにします。学生本人の関心が不明な場合、関心があると断定するより仕事内容を知る機会を案内する方が正確です。

採用担当と運用担当が毎週共有するべきこと

求人・媒体・卒年度ごとに送付件数、承認、前向き返信、予約、参加、選考移行を記録します。イベントが複数ある場合は、開催日で管理し、学生の重複予約・辞退を二重計上しないようにします。承認から予約への遷移は送付時期が違うと観測期間も変わるため、送付群ごとに結果を確定させる仕組みが必要です。

次の改善を決める際には、採用担当者が学生の理解状況を共有し、運用担当者が検索条件や文面に反映します。関連する新卒スカウトの返信改善や返信率の定義も参照してください。

AIスカウトくんで支援できること

AIスカウトくんは、TechSuite株式会社が提供する、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト代行サービスです。候補者検索・選定、スカウト文の作成、送信、返信対応まで一気通貫で対応します(AIスカウトくん公式)。

ただし、プランによっては、検索条件の作成や定期的な振り返り・改善支援を含まない場合があります。

AIスカウトくんに関するよくある質問

スカウト代行とRPOの違いは?

違いは支援範囲です。AIスカウトくんはスカウト運用を中心に支援し、TechSuiteでは採用活動全体を支援するRPOサービスの「AI RPOパートナー」も提供しています。

候補者検索から送信まで、すべて任せられる?

はい。AIスカウトくんでは、候補者検索・選定からスカウト文の作成、送信まで対応できます。ただし、プランによっては検索条件の作成や定期的な振り返り・改善支援を含まない場合があります。

スカウト媒体の利用料金は代行費に含まれる?

いいえ。AIスカウトくんの代行費とは別に、利用するスカウト媒体の契約・利用料金が必要です。

新卒採用と中途採用の両方で使える?

はい。AIスカウトくんは新卒採用・中途採用の両方に対応しています。人材紹介会社の候補者スカウト運用も支援対象です。媒体ごとに第三者の操作や候補者情報の取り扱いに制限がある場合は、契約・規約に沿ったRPOの支援範囲を調整します。

どのスカウト媒体でも代行できる?

はい。AIスカウトくんは、さまざまなスカウト媒体を活用した採用活動を、RPO(採用代行)として幅広く支援できます。一部の媒体では、第三者によるアカウント操作やスカウト送信などが制限・禁止されている場合があります。その場合も、媒体の規約・契約に沿って、採用要件や検索条件の設計、スカウト文面の作成、運用改善などを支援可能です。媒体上の操作は必要に応じて採用企業側に行っていただきます。具体的な支援範囲は事前に確認します。

まとめ|新卒スカウトのKPI設計

新卒スカウトは、検索条件・候補者確認・文面・送付・返信後の接続を一つの運用として設計し、件数と結果を見ながら改善することが基本です。この記事の判断軸を自社の採用要件と利用媒体の現行仕様に合わせて運用してください。