typeとdodaの違いを採用企業向けに比較
転職希望者から見れば、typeとdodaはいずれも求人を探せる転職サービスです。しかし採用企業が契約する際には、単純な「掲載サイトの知名度」ではなく、求人広告商品の設計が判断に直結します。typeでは1掲載で2求人まで作成できる料金体系が基本となり、上位プランほど掲載順位やスカウトメール数が増えます。doda求人情報サービスではA〜Eの5タイプがあり、原稿の情報量や検索一覧での表示、取材コンテンツなどが段階的に変わります。
また、両媒体とも「掲載して応募を待つだけ」の使い方に限定されません。typeにはAIマッチング、スカウトメール、「いいね」などの接点機能があります。doda求人情報サービスにはDMなどの有料オプションがあり、dodaブランドには企業がデータベースから直接候補者を探す別サービス「doda ダイレクト」もあります。ここではサービス範囲を混同せず、主に求人広告としてのtypeとdoda求人情報サービスを比較します。
| 比較軸 | type | doda求人情報サービス |
|---|---|---|
| 主な位置づけ | 中途向け求人サイト。法人向けにはエンジニア・営業職などの採用を強く訴求 | 全国の幅広い層を対象とする求人広告サービス |
| 基本掲載期間 | 4週間 | 4週間 |
| 基本プラン | type-A〜Dの4段階 | A〜Eの5段階 |
| 基本料金 | 35万円〜100万円。1掲載で2求人まで | 25万円〜150万円。1原稿単位の求人企画 |
| 能動アプローチ | プラン別スカウトメール、「いいね」、AIマッチング | DMなど求人広告の有料オプション。直接検索・スカウト主体なら別サービスのdoda ダイレクト |
| 求人原稿 | 2求人まで使い分けられ、ターゲット別・勤務地別などの設計が可能 | プランごとに画像・メッセージ・取材レポート・社員インタビュー等の掲載範囲が変わる |
| 周辺サービス | エンジニア転職フェアなどを展開 | 人材紹介、doda ダイレクト等を同ブランドで展開 |
| 向く企業 | 重点職種を絞り、2求人とスカウトを組み合わせて攻めたい企業 | 幅広い職種・年齢層の母集団形成や複数チャネルを検討したい企業 |
料金は2026年9月11日時点の各社法人向け公式ページに表示されている基本料金です。キャンペーン、複数回購入、オプション、地域や契約条件によって変わる可能性があるため、最終的な比較は見積書で行ってください。
候補者層の違い:typeは重点職種・若手中堅、dodaは幅広い中途層を意識
typeはエンジニア・営業を中心に採用メッセージを作りやすい
typeの法人向け公式サイトでは、エンジニア、営業職を中心に幅広い職種の採用を支援していること、20代・30代の利用者が中心であることを案内しています。ここから採用企業が読み取るべきなのは「若手なら必ずtype」ということではなく、エンジニアや営業などtypeが継続して集客・商品開発を行っている領域で、自社の求人が候補者にどう見えるかを確認しやすいという点です。
特にITエンジニアは職種名だけでは候補者要件を表しにくく、開発言語、担当工程、プロダクト領域、マネジメント経験などによって応募の適合度が変わります。typeでは1掲載で2求人まで作成できるため、たとえば「Webアプリ開発」と「インフラ」、「経験者」と「ポテンシャル」などで原稿を分け、同じ会社でも訴求を変える運用ができます。採用したい人物像が2つに分かれる企業では、この2求人の使い方が費用対効果を左右します。
dodaは職種・業種を横断した母集団形成を設計しやすい
doda求人情報サービスは、求人情報、人材紹介、ダイレクトリクルーティングを同じdodaブランドで展開していることを特徴として案内しています。求人広告だけを見ても、営業、企画、管理、技術、IT、サービスなど幅広い職種の転職希望者が利用する前提で設計されています。複数部門で採用が発生している企業や、採用職種が毎期変わる企業では、幅広い母集団を持つ総合型サービスとして比較しやすいでしょう。
一方、「会員数が多い=自社の採用が簡単」という意味ではありません。総合型サービスでは競合求人も多くなるため、応募を集めたい職種でどの企画タイプを選び、何を原稿の主メッセージにするかが重要です。dodaの公式ページでは、プランによって検索一覧での表示順位や画像、取材レポート、社員インタビュー等の掲載範囲が変わります。採用難易度が高い職種ほど、単純に最安プランを選ばず必要な情報量と露出を見極める必要があります。
料金比較:typeは「2求人」、dodaは「1原稿×5タイプ」で考える
typeの公式料金ページでは、4週間の基本プランとしてtype-A 100万円、type-B 80万円、type-C 60万円、type-D 35万円を案内しています。すべて1回分の掲載料金で2求人まで作成できるため、2職種を同時募集する企業では「1求人あたり」に換算したときの見え方が変わります。上位プランではスカウトメール数や「いいね」の通数も増えるため、求人掲載と能動アプローチをセットで評価する必要があります。
dodaの公式料金ページでは、4週間の定価としてAタイプ25万円、Bタイプ40万円、Cタイプ60万円、Dタイプ100万円、Eタイプ150万円を案内しています。上位タイプほど求人の見せ方や情報量が増えます。また複数原稿をまとめて購入する「dodaチケット」も案内されているため、年間で何回掲載するかが決まっている企業は単発料金だけでなく複数回購入も確認するとよいでしょう。
スカウト機能の違い:求人広告に付く接点機能とダイレクト採用を分ける
typeのA〜Cプランでは、公式料金表にスカウトメールが含まれ、Aは200名、Bは150名、Cは100名への送信枠が案内されています。Dプランには基本のスカウトメールは付かない一方、「いいね」は各プランに設定されています。またAIマッチングは各基本プランで利用できると案内されています。応募待ちだけでなく、掲載期間中に採用担当側から候補者へ接点を作りたい企業は、どのプランなら必要な送信量を確保できるかを見てください。
doda求人情報サービスでは、求人広告のオプションとしてDM等を利用できます。一方、企業が人材データベースを検索し、候補者を選んで直接スカウトすることを主目的にする場合は、同じdodaブランドでも「doda ダイレクト」という別サービスです。比較記事や見積で「dodaのスカウト」と書かれていても、それが求人広告のDMなのかdoda ダイレクトなのかによって料金・検索機能・運用方法が変わるため、契約範囲を確認する必要があります。
採用実務では、送信できる通数だけでなく「誰が対象者を選ぶか」「どこまで個別文面を作るか」「返信後に誰が対応するか」を決めることが重要です。スカウト枠を余らせる企業もあれば、送信数を増やした結果、返信対応が追いつかなくなる企業もあります。媒体選定時には1週間あたりの候補者確認可能数と面談可能数を基準に、必要なアプローチ量を逆算してください。
求人原稿の作り方と掲載運用の違い
typeは2求人をどう分けるかが重要
typeの「1掲載で2求人」は、単純に同じ求人を2本載せるためのものではありません。採用ターゲット、勤務地、案件の特徴などを分けて原稿を作れるため、候補者ごとに検索されやすい求人名と訴求を変えることができます。たとえば同じ営業職でも「新規開拓中心」と「既存顧客中心」で向く候補者は異なります。2求人を使うなら、仕事内容や魅力の違いが候補者に伝わるように分けることが重要です。
dodaは企画タイプごとの情報量を採用難易度に合わせる
dodaはA〜Eタイプで原稿の掲載要素が変わり、上位タイプでは画像、メッセージブロック、取材レポート、社員インタビューなどの情報を増やせます。職種名と給与だけで候補者が判断しやすい求人と、事業背景や仕事の面白さ、チーム情報まで説明しなければ応募につながりにくい求人では、必要な原稿スペックが違います。上位プランを選ぶこと自体が目的ではなく、候補者が応募判断するために必要な情報を先に決め、その情報を掲載できる企画を選ぶ考え方が適切です。
typeが向く企業・向かない可能性があるケース
typeを優先して比較しやすい企業
- エンジニア、営業などtypeが重点的に訴求している職種を採用したい
- 20代後半〜30代を中心とする若手・中堅の経験者採用を検討している
- 1回の掲載で2職種や2つの採用ターゲットを出し分けたい
- 求人広告に加えてスカウトメールやAIマッチングも使いたい
- エンジニア転職フェアなど、Web掲載以外の接点も比較したい
別媒体も含めて比較したいケース
非常に幅広い職種を同時に多数採用する場合や、求人広告だけでなく人材紹介・ダイレクトリクルーティングを同一ブランドで横断的に組み合わせたい場合は、dodaなど他の総合型サービスも併せて比較した方が選択肢を整理しやすくなります。またtypeの会員構成と自社ターゲットが一致するかは、実際の職種・勤務地・経験条件で確認してください。
dodaが向く企業・向かない可能性があるケース
dodaを優先して比較しやすい企業
- 営業、管理、企画、IT、技術、サービスなど複数領域で中途採用がある
- 幅広い転職希望者へ求人広告を届けたい
- 求人広告、人材紹介、doda ダイレクトなど複数手法を将来的に組み合わせたい
- 採用難易度に合わせて5段階の原稿タイプから選びたい
- 年間を通して複数回掲載するため、チケット等も含めて費用設計したい
別媒体も含めて比較したいケース
採用対象がエンジニアなど特定職種に偏っており、職種特化の集客・イベント・検索体験を重視する場合はtypeや専門媒体も確認する価値があります。またdodaの複数サービスはそれぞれ契約や料金体系が異なるため、「dodaなら全部同じ料金で使える」と考えず、自社が使う求人広告・人材紹介・ダイレクトの範囲を明確にしてください。
typeとdodaを選ぶ6つのチェックポイント
- 採用職種:採用人数が最も多い職種と採用難易度が最も高い職種を分け、どちらの媒体で候補者に届きやすいか確認します。
- 求人原稿数:typeの2求人を有効に使えるか、dodaで何原稿・何回掲載するかを年間計画に直します。
- 候補者への能動アプローチ:typeのスカウト・いいね、dodaのDMや別サービスのdoda ダイレクトのどこまで必要か整理します。
- 必要な原稿情報:仕事内容だけでなく、社員インタビュー、取材情報、写真など候補者の応募判断に必要な素材を洗い出します。
- 運用工数:候補者検索、メール送信、応募者対応、面接調整を週何時間確保できるか確認します。
- 費用対効果:掲載費だけでなく、採用人数、面接数、運用人件費まで含め、同じ期間で比較します。
併用するなら「職種別」に役割を分ける
typeとdodaは併用も可能です。たとえばエンジニア・営業の重点採用をtypeで行い、管理部門や複数職種の母集団形成をdodaで行うなど、職種ごとに役割を分けると媒体の違いを生かしやすくなります。逆に同じ求人を同じ時期に同じ内容で両方へ出すだけでは、どちらが効いたのか検証しにくくなります。
併用時は、応募経路、応募日、選考通過、面接、内定、入社までをATSや共通管理表に集約してください。重複応募が起きた場合の扱いも先に決めておくと運用が安定します。媒体別の「応募数」だけでなく、面接率・内定率・入社率まで見れば、自社にとって本当に相性のよい媒体を判断しやすくなります。
よくある質問
typeとdodaはどちらがエンジニア採用に向いていますか?
typeは法人向けサイトでエンジニア採用を重点領域として案内し、AIマッチング、スカウト、エンジニア転職フェアなど複数施策を用意しています。dodaもIT職を含む幅広い中途層に対応します。候補者数の一般論ではなく、自社の技術要件・勤務地・年収で両媒体の提案を受け、実際のターゲット量を確認して決めるのが適切です。
掲載料金が安いのはtypeとdodaのどちらですか?
2026年9月11日時点の基本料金では、typeは4週間2求人で35万円から、dodaは4週間1原稿25万円からです。ただし原稿数と付帯機能が異なるため、最安価格だけの比較はできません。2職種採用ならtypeの2求人を、年間複数掲載ならdodaのチケットも含めて総額を計算してください。
typeとdodaにはスカウト機能がありますか?
typeはA〜Cプランにスカウトメールが付帯し、全基本プランでAIマッチングを案内しています。doda求人情報サービスはDM等のオプションを利用できます。企業が候補者DBを検索して直接スカウトする「doda ダイレクト」は求人広告とは別サービスです。
複数職種を同時に採用するならどちらが向いていますか?
2職種を同時に掲載するならtypeの1掲載2求人は比較しやすい設計です。3職種以上や年間で複数回掲載する場合は、dodaの複数原稿・チケットを含め、必要原稿数で見積もると判断しやすくなります。
typeとdodaを併用する意味はありますか?
あります。重点職種をtype、幅広い総合職をdodaのように役割分担すれば、候補者接点を補完できます。媒体ごとの応募数だけでなく採用までの歩留まりを同じ指標で追い、重複応募を共通管理してください。
更新日・参照元
最終更新:2026年9月11日。料金、掲載プラン、会員属性、スカウト・DM、キャンペーン等は変更される場合があります。導入判断では必ず各社の最新公式情報をご確認ください。
