OfferBoxとdodaキャンパスは「幅広い母集団」と「早期・長期接点」の設計が違う
OfferBoxとdodaキャンパスはいずれも企業側から学生へオファーを送る新卒向けダイレクトリクルーティングです。ただし、比較するときは登録者数だけでなく、どの学年・時期から接点を作るのか、学生プロフィールをどう読んで候補者を絞るのか、採用担当者がどれだけ運用できるのかまで分けて考える必要があります。
OfferBoxは全国・文理をまたぐ幅広い学生データベースを前提に、プロフィールと適性検査などを使って候補者を探す総合型の設計です。dodaキャンパスは学生検索とオファーに加えて低学年への接点や育成プログラムも打ち出しており、大学1〜2年生を含めた早期認知・長期ナーチャリングを組み込みやすい点が比較軸になります。
したがって「どちらが優れているか」ではなく、卒年直前の母集団形成を厚くしたいのか、インターン前から認知を作りたいのか、自社の採用カレンダーに合わせて判断するのが実務的です。
比較表|候補者層・検索・オファー・料金・運用支援
| 比較軸 | OfferBox | dodaキャンパス |
|---|---|---|
| 主な位置づけ | 全国・文理をまたぐ新卒オファー型の総合媒体 | 新卒オファー型+低学年からの早期接点を作りやすい媒体 |
| 候補者情報 | 学生プロフィール、検索条件、適性検査など | 学生プロフィール、検索、適性検査・診断、学生可視化など |
| 接点時期 | 新卒採用の幅広い時期で活用 | 低学年を含む早期接点・長期育成も設計しやすい |
| 料金の考え方 | 成功報酬型と早期定額型を用意。詳細金額は最新資料で確認 | 初年度限定の定額制と成功報酬制。2026年10月31日まで定額制の特別価格を掲載 |
| 運用支援 | 専任サポート担当による伴走を案内 | 検索・オファーに加え育成施策や運用機能を提供 |
| 比較時の注意 | 母集団が広いぶん検索・文面・送信の設計が必要 | 早期接点は運用期間が長くなり、継続フォローの設計が必要 |
- 対象卒年
- 採用予定人数
- 利用開始時期
- オファー可能量と同時接点上限
- 追加採用時の費用
- 専任支援の範囲
OfferBox|全国・文理をまたぐ大規模な学生DBを基準媒体として使いやすい
OfferBox公式では、27卒学生の登録実績25万人、毎年20万人以上の学生登録を案内しています。全国の大学群・文理を横断した学生データベースを持つため、特定職種だけでなく総合職、営業、企画、エンジニアなど複数ポジションを一つの媒体で運用したい企業が比較しやすいサービスです。
学生プロフィールと条件検索に加え、適性検査などを使って学生の特徴を見ながら候補者を絞れます。母集団が広いことは利点ですが、検索条件を広げすぎると候補者確認の工数が増えます。自社のMUST条件と歓迎条件を分け、検索結果の上位50〜100名を人が読んだときに「会いたい学生」がどの程度残るかを確認してから運用量を決めると現実的です。
公式FAQでは各社に専任サポートがつくことも案内されています。初めて新卒スカウトを導入する企業は、単にアカウントを契約するだけでなく、検索条件・オファー文・週次送信量・承認後の選考導線まで支援範囲を確認すると運用が止まりにくくなります。
dodaキャンパス|低学年から接点を持ち、早期認知を育てる設計が特徴
dodaキャンパスは学生プロフィールを検索して企業からオファーを送る機能に加え、適性検査・診断、学生の可視化、オファー傾向分析などを案内しています。サービス上では27卒〜30卒の学生を対象とする情報も掲載されており、卒年直前だけでなく早い段階から学生との接点を作る考え方が特徴です。
低学年から接点を作れることは、インターンやキャリアイベントへの誘導、業界理解の促進、志望形成と相性があります。一方で、接点を作っただけでは採用につながらないため、イベント参加後のフォロー、次回接触時期、3年次以降の選考移行を設計しておく必要があります。
短期間で面談数を増やす目的と、半年〜1年以上かけて認知を育てる目的ではKPIが異なります。前者は返信・面談化、後者は継続接点率・イベント参加・再接触率なども合わせて見ると、早期施策の価値を判断しやすくなります。
採用時期|すぐ会う学生と、将来の候補学生を同じKPIで評価しない
OfferBoxを使う場合でも早期から活動できますが、比較上は「幅広い学生母集団から自社に合う層を探す」ことが中心です。dodaキャンパスは低学年へのオファーや育成施策を前面に出しているため、採用広報・インターン・選考を連続した導線として設計したい企業では検討しやすくなります。
早期採用で重要なのは、学生との接点数だけを増やさないことです。接点後に何を案内するのか、誰がフォローするのか、選考に移す基準は何かを決めないと、登録学生が多くても担当者のタスクだけが増えます。媒体選定の前に年間の採用カレンダーを作り、各時期に必要な母集団とメッセージを定義してください。
検索・見極め|大学名だけでなくプロフィール・適性・志向を組み合わせる
新卒採用では職務経歴がないため、検索条件の作り方が中途採用以上に重要です。OfferBoxではプロフィールや適性検査を使い、dodaキャンパスではプロフィール検索、適性検査・診断、学生可視化などを使って候補者を見ます。どちらも大学名や専攻だけに寄せるより、学生時代の経験、志向、希望職種、勤務地などを組み合わせる方が対象を広げやすくなります。
検索条件は「落とす条件」ではなく「会いたい学生を見つける条件」として設計します。たとえば営業職であれば文理を狭くしすぎず、対人経験や行動特性をプロフィールから確認するなど、職種ごとに見る項目を変えます。理系技術職のように専門性が強い場合は、TECH OFFERやLabBaseのような特化媒体も併用候補に入ります。
オファー運用|個別化の質と週次送信量を両立できる体制かを見る
ダイレクトリクルーティングでは、学生を検索して終わりではなく、プロフィール確認、送信判断、個別文面、返信対応、日程調整、再送までが発生します。母集団が大きいほど「候補者がいるのに送信できない」状態が起きやすいため、媒体機能と同じくらい自社の運用体制が重要です。
文面は学生のプロフィールに書かれている事実に触れ、なぜ自社のどの仕事と接点があるのかを短く伝えます。学生が書いていない経験や成果を推測で補うと、個別化したつもりでも信頼を損ないます。テンプレート化する部分と候補者ごとに変える部分を先に決めると、品質を維持しながら送信量を確保しやすくなります。
料金|OfferBoxは2つのプラン、dodaキャンパスは定額制と成功報酬制を比較する
OfferBox公式では、成功報酬型プランと早期定額型プランの2種類を案内しています。成功報酬型は初期費用0円で利用開始できるとFAQに記載されており、早期から一定量を運用する場合は定額型を含めて採用人数別に総額を試算する必要があります。具体的な利用料は最新の料金資料・見積もりで確認してください。
dodaキャンパスは初年度限定の定額制と成功報酬制を案内しています。2026年9月28日時点の公式料金ページでは、2026年10月31日までの契約を対象に3名プラン60万円、5名プラン75万円、無制限プラン90万円の特別価格を掲載しています。キャンペーン終了後は価格が変わるため、記事閲覧時点の公式料金を必ず確認してください。
媒体比較では「年額が安いか」だけでなく、採用人数、追加採用費、利用期間、オファー可能量、担当者工数を含めた総コストで見ることが重要です。採用1名・3名・5名など複数シナリオを置き、同じ前提で比較すると判断しやすくなります。
KPI|送信数・承認だけでなく面談化と選考移行まで追う
新卒スカウトは開封率や承認率だけで評価すると、採用につながらないメッセージを増やす方向へ偏ることがあります。検索候補数、送信数、承認・返信、イベント参加、面談、選考移行、内定、入社までを卒年・職種・時期別に追ってください。
低学年へのアプローチは短期の選考移行が少ないため、継続接点率やイベント参加率を別KPIとして持ちます。OfferBoxとdodaキャンパスを併用する場合は同一学生への重複送信を避け、ユニーク学生数と接点履歴をATSや管理表で統合することも必要です。
向く企業・向かないケース|採用カレンダーと運用工数から判断する
OfferBoxを比較しやすい企業
全国・文理をまたぐ幅広い学生母集団から複数職種の候補者を探したい企業、新卒スカウトを標準チャネルとして運用したい企業、専任サポートも使いながら検索・オファーを改善したい企業です。
dodaキャンパスを比較しやすい企業
低学年やインターン前から学生との接点を作り、業界理解や企業理解を育てながら本選考へつなげたい企業です。早期施策を単発イベントではなく年間運用として設計できる場合に比較しやすくなります。
どちらも向きにくいケース
候補者を毎週検索する担当者がおらず、オファー承認後の返信や日程調整も滞る体制です。媒体契約だけで採用成果が自動的に生まれるわけではないため、運用担当・送信量・選考導線を決められない場合は、代行を含む別の運用設計を先に検討した方がよいでしょう。
選び方|導入前に確認したい10項目
- 対象卒年と利用開始時期をそろえて比較する
- 採用職種ごとの検索母集団を実画面で確認する
- 文理・地域・大学群など必要な属性の偏りを見る
- プロフィールで自社が見たい情報が取れるか確認する
- 適性検査や診断をどこまで選定に使うか決める
- オファー可能量・同時接点上限・追加費用を確認する
- 成功報酬型と定額型を採用人数別に試算する
- 専任サポートの支援範囲と頻度を確認する
- 返信後のイベント・面談・選考導線を決める
- 担当者1人あたりの週次運用時間を見積もる
比較デモでは「学生数」を見るだけでなく、同じ求人要件で検索して上位候補を20〜30名読み、自社の採用担当が本当にオファーしたいと思える割合を確認してください。媒体ごとの候補者の質ではなく、自社要件との適合度をそろえて見ることが重要です。
新卒スカウト媒体を選んだ後の運用まで外部化したい場合
OfferBoxやdodaキャンパスを導入しても、採用担当者には候補者検索・候補者選定、プロフィール確認、スカウト文面の作成、送信、返信対応などの実務が残ります。AIスカウトくんは、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト運用代行として、媒体を使うために必要な実務を支援範囲に含められます。複数卒年・複数職種を並行する新卒採用では、媒体選定後の運用工数や担当者負荷を外部化したい場合の選択肢になります。
料金は月額5万円から利用できるプランや、利用実績に応じた通数課金プランがあります。媒体そのものの契約・利用料金は代行費とは別に考える必要があります。また、検索条件作成や定期的な振り返り・改善支援の範囲はプランによって異なるため、自社で持つ判断と外部へ任せる作業を先に整理して比較すると役割分担が明確になります。
よくある質問
Q. OfferBoxとdodaキャンパスの大きな違いは何ですか?
OfferBoxは全国・文理をまたぐ幅広い学生母集団を使う総合型の新卒オファーサービスです。dodaキャンパスは同じくオファー型ですが、低学年を含む早期接点や育成施策を組み込みやすい点が比較軸になります。
Q. dodaキャンパスの定額制はいくらですか?
2026年9月28日時点の公式料金ページでは、2026年10月31日までの特別価格として3名60万円、5名75万円、無制限90万円を掲載しています。期限後は変更されるため最新公式ページを確認してください。
Q. OfferBoxは成功報酬型で利用できますか?
公式FAQでは成功報酬型プランと早期定額型プランを案内し、成功報酬型は初期費用0円で利用開始できると説明しています。詳細料金は最新資料・見積もりで確認してください。
Q. 低学年から接点を作るならどちらが向いていますか?
dodaキャンパスは低学年学生への接点や育成プログラムを公式に案内しています。ただし早期接点は長期フォローが必要なので、自社のインターンやイベント導線も含めて比較してください。
Q. 両方を併用できますか?
可能です。媒体ごとに対象卒年や職種を分け、ATSや管理表で学生の接点履歴を統合し、同一学生への重複送信を避ける運用が必要です。
更新日・参照元
更新日:2026年09月28日。サービス仕様・名称・料金・契約条件は変更される場合があります。
