OfferBoxとTECH OFFERは「新卒総合」と「理系特化」で候補者の探し方が違う

OfferBoxとTECH OFFERはいずれも企業から学生へオファーを送る新卒向けサービスですが、母集団と候補者の見つけ方が異なります。OfferBoxは全国・文理をまたぐ幅広い学生データベースを使う総合型、TECH OFFERは理系学生に特化し、研究室・教員情報や技術キーワードを使って専門性から学生を探す設計です。

総合職や営業、企画、エンジニアなど複数職種を一つの媒体で運用するのか、研究開発・設計・生産技術・ITエンジニアなど理系専門職の母集団形成を優先するのかで比較の前提が変わります。理系比率だけで決めず、実際の求人要件で検索したときに必要な専門性を持つ学生が何人いるかを確認してください。

両サービスは競合するだけでなく、総合母集団と理系特化母集団として併用することもできます。その場合は同じ学生へ二重に連絡しないよう接点履歴を統合することが重要です。

比較表|候補者層・検索軸・オファー・料金・支援

比較軸OfferBoxTECH OFFER
主な対象全国・文理をまたぐ新卒学生理系新卒、研究開発・技術職を中心とする学生
検索・候補者理解プロフィール、条件検索、適性検査などプロフィールに加え研究室・教員情報、技術キーワードなど
オファー運用企業から学生へ個別オファー、専任サポートあり自動・半自動・手動オファーを使い分け可能
料金成功報酬型と早期定額型。詳細は最新資料4つの定額制プラン。採用人数による追加料金なしを公式案内
支援専任サポート担当による伴走専任コンサルタントによるターゲット設定・文面添削等の支援
向く採用複数職種・全国・文理横断理系専門職・研究テーマ・技術領域を重視する採用
理系採用でそろえる比較条件
  • 専攻・研究テーマの検索精度
  • 勤務地と配属職種
  • オファー自動化の範囲
  • 個別文面に使える情報
  • 理系以外の職種を同じ契約で運用する必要性
  • 採用人数別の総額

OfferBox|文理・地域を横断した総合母集団から学生を探す

OfferBox公式では27卒学生登録実績25万人、毎年20万人以上の学生登録を案内しています。学生プロフィールと適性検査などを使って候補者を探し、企業からオファーを送る仕組みです。文系総合職から理系技術職まで複数ポジションを同じ媒体で運用したい企業では比較の基準にしやすいサービスです。

理系学生も含まれますが、理系特化サービスではないため、研究テーマや専門技術の粒度でどこまで絞れるかはデモ画面で確認します。特定大学・専攻だけに狭めすぎると母集団を失うため、職種ごとのMUST条件を整理し、プロフィールを読んで会いたい率を確認することが重要です。

また専任サポートが案内されているため、初めて新卒スカウトを使う場合は検索条件や文面の改善、送信計画をどこまで支援してもらえるかを確認すると運用負荷を見積もりやすくなります。

TECH OFFER|研究室・技術キーワードから理系学生を探す専門型

TECH OFFERは理系新卒に特化したオファー型採用支援サービスです。公式サイトでは2026年卒の会員累計3万人、全国約4万件の研究室・教員情報、約100万件の技術キーワードを案内しており、学生が入力したプロフィールだけでなく研究領域や技術情報を手掛かりにターゲティングできます。

研究開発、機械・電気、化学、情報、データサイエンスなど、専攻や研究テーマと配属職種の接続が重要な採用では、単なる「理系」より細かい条件で候補者を探せる点が比較軸になります。自社の技術キーワードをどの粒度で登録できるか、類似研究をどこまで拾えるかをデモで確認してください。

一方、文系総合職や営業職も大量に採用する場合は、TECH OFFERだけですべての新卒母集団を賄う前提にせず、総合型媒体との役割分担を決める方が分かりやすくなります。

OfferBoxでは学生プロフィール、希望条件、適性検査などを見ながら候補者を絞ります。職種が幅広い企業では共通の選定軸を作りやすい一方、技術職では現場が知りたい専門性をプロフィールだけで読み切れないことがあります。

TECH OFFERでは研究室・教員情報や技術キーワードを使えるため、研究テーマと求人の接点を作りやすい設計です。ただしキーワード一致だけで実務能力を断定することはできません。研究内容、本人の担当、使用技術、志向、勤務地希望を合わせて読み、面談で確認する前提にします。

検索条件の良し悪しは、検索件数ではなく上位候補の会いたい率で評価します。同じ求人票を使って両サービスで検索し、20〜30名を読んだときの適合度と確認時間を比較すると、運用の違いが見えやすくなります。

オファー運用|TECH OFFERは自動・半自動・手動の使い分けを案内

TECH OFFER公式では自動・半自動・手動のオファーを使い分けられると案内しています。条件に合う学生への接点を一定量確保しながら、重点候補には個別度を上げるなど、送信工数と個別化を分けて設計できます。

OfferBoxでも多数の学生へオファーを送る運用になりますが、重要なのは自動化の有無だけではありません。誰を送信対象にするか、どのプロフィール情報を文面へ反映するか、送信後に誰が返信するかまで含めて週次工数を見積もります。

送信件数を増やしても返信後の対応が遅ければ候補者体験は悪化します。媒体選定時には「1週間で何名を検索・確認・送信・返信できるか」を担当者人数と合わせて確認してください。

スカウト文|OfferBoxは学生の経験、TECH OFFERは研究・技術との接点を具体化する

OfferBoxでは学生プロフィールの経験・価値観・希望を読み、自社の仕事や文化との接点を具体的に伝えます。全国・文理を横断する総合媒体ほど、一律テンプレートでは連絡理由が伝わりにくいため、学生ごとにどこを読んだかを短く入れる運用が重要です。

TECH OFFERでは研究テーマ、技術キーワード、専攻などを文面の起点にできます。単に「研究内容に興味を持った」と書くのではなく、その技術が自社の製品・開発・研究課題とどう関係するのかを説明すると、技術職として声をかけた理由が明確になります。

どちらも学生が記載していない成果を推測で褒めないことが重要です。AIで文面を作る場合も、参照した事実と求人側の接点が確認できる形にします。

料金|OfferBoxの成功報酬・早期定額と、TECH OFFERの定額制を分けて試算する

OfferBox公式では成功報酬型プランと早期定額型プランを案内しています。成功報酬型は初期費用0円で利用開始できるとFAQに記載されています。具体的な金額やオファー枠は契約時期・プランで変わるため、最新資料・見積もりで確認してください。

TECH OFFERの公式料金ページでは、採用計画に応じた4つの定額制プランを案内し、採用人数による追加料金なし、卒業年度を問わずオファー可能と説明しています。一部プランでは専任コンサルタント支援やATS連携に条件があるため、必要機能が契約プランに含まれるかを確認します。

料金比較では採用人数だけでなく、総合職と理系職の採用比率も入れてください。OfferBox一つで複数職種を運用する場合と、総合媒体+理系特化媒体を併用する場合では、媒体費だけでなく検索・文面・管理にかかる社内工数も変わります。

運用支援|専任サポートと理系採用コンサルの支援内容を比較する

OfferBoxは専任サポート担当による伴走を案内しています。新卒スカウトの経験が少ない場合は、検索条件、オファー文、送信量、承認後の導線など、どの指標を見て改善するのかを担当者とすり合わせます。

TECH OFFERは専任コンサルタントによる理系採用支援を案内し、ターゲット設定やオファー文添削、内定承諾までの改善提案などを掲げています。理系採用では現場部門との要件整理が難しいため、研究・技術キーワードへ求人要件を翻訳する支援がどこまで含まれるかを確認するとよいでしょう。

支援付きでも最終的な採用判断は自社に残ります。現場レビューの頻度、候補者承認の締切、返信SLAを決めておかないと、媒体側の支援を受けても送信が止まる可能性があります。

KPI|理系採用では返信率だけでなく専門適合率を見る

OfferBoxでは職種・文理・地域別に送信、承認、面談、選考、内定、入社までを確認します。TECH OFFERではこれに加えて、研究・技術条件で抽出した学生が実際の配属職種に適合していたか、現場面談へ進んだ率も見ると専門検索の価値を評価しやすくなります。

理系学生は複数社から早期に声がかかるため、送信から初回返信までの速度や、技術職としての具体的な仕事内容の提示も重要です。媒体ごとの返信率だけでなく、候補者1名を見つけて送信判断するまでの時間、現場レビューの差し戻し率も測ると運用負荷を比較できます。

向く企業・向かないケース|総合採用か理系専門採用かで役割を分ける

OfferBoxを比較しやすい企業

文理を問わず全国から学生を採用したい企業、複数職種を一つの媒体で運用したい企業、新卒スカウトの標準チャネルとして大きな母集団を確保したい企業です。

TECH OFFERを比較しやすい企業

研究開発、設計、生産技術、ITエンジニアなど理系専門職の採用比率が高く、研究室・技術キーワードから学生を探したい企業です。専門要件を現場とすり合わせられるほど検索の強みを生かしやすくなります。

どちらも向きにくいケース

求人要件が曖昧で、候補者を毎週確認する担当者もいないケースです。特に理系採用は「理系なら誰でもよい」では検索精度が上がらないため、必要な専攻・技術・志向を定義してから媒体を選ぶ必要があります。

選び方|導入前に確認したい10項目

  1. 採用職種を総合職と理系専門職に分ける
  2. 卒年・地域・文理の必要母集団を確認する
  3. 理系職は必要な専攻・研究テーマ・技術を定義する
  4. 同じ求人条件で実検索結果を比較する
  5. 上位20〜30名の会いたい率を確認する
  6. 自動・半自動・個別オファーの使い分けを確認する
  7. 成功報酬型と定額制を採用人数別に試算する
  8. 専任支援の範囲と現場レビュー方法を決める
  9. 候補者1名あたりの確認・送信工数を測る
  10. 併用時は重複候補者と接点履歴を一元管理する

理系採用では登録者総数が大きくても、特定専攻・勤務地・配属職種まで絞ると候補者数は変わります。契約前のデモで実際の求人条件を使い、母集団の量と候補者理解に必要な情報量を同じ基準で確認してください。

媒体を決めた後の候補者検索・個別文面・送信を外部化したい場合

OfferBoxやTECH OFFERを導入した後も、採用担当者には候補者検索・候補者選定、プロフィールや研究情報の確認、スカウト文面の作成、送信、返信対応などが残ります。AIスカウトくんは、生成AIと採用のプロを組み合わせたスカウト運用代行として、こうした実務を支援範囲に含められます。特に理系専門職では検索条件設計や候補者見極めに現場知識が必要になるため、採用担当者の運用工数・負荷を外部化したい場合の比較候補になります。

料金は月額5万円から利用できるプランや、利用実績に応じた通数課金プランがあります。媒体そのものの契約・利用料金は代行費とは別です。また、検索条件作成や定期的な振り返り・改善支援の有無はプランによって異なるため、候補者の最終判断を自社で行うのか、検索・文面・送信まで任せるのかを先に整理しておくと導入後の役割分担が明確になります。

よくある質問

Q. OfferBoxとTECH OFFERの最大の違いは何ですか?

OfferBoxは全国・文理をまたぐ総合型の新卒オファーサービス、TECH OFFERは研究室・教員情報や技術キーワードを使って理系学生を探す理系特化型です。

Q. TECH OFFERはどのような理系情報を使えますか?

公式サイトでは全国約4万件の研究室・教員情報、約100万件の技術キーワードを案内しています。求人要件と研究・技術情報を結びつけて候補者を探す設計です。

Q. TECH OFFERの料金方式は?

公式料金ページでは採用計画に応じた4つの定額制プランを案内し、採用人数による追加料金なし、卒業年度を問わずオファー可能と説明しています。具体的な価格は問い合わせで確認します。

Q. OfferBoxでも理系採用はできますか?

可能です。OfferBoxは文理をまたぐ総合型の学生DBを持つため理系学生も対象です。研究テーマや専門技術を細かく検索したい場合はTECH OFFERなど理系特化媒体との比較が有効です。

Q. OfferBoxとTECH OFFERを併用できますか?

可能です。OfferBoxを総合母集団、TECH OFFERを理系専門職の追加母集団として役割分担し、ATSや管理表で同一学生への重複送信を防ぐ必要があります。

更新日・参照元

更新日:2026年09月28日。サービス仕様・名称・料金・契約条件は変更される場合があります。