結論|外注の損益分岐は「何通」だけでは決まらない
スカウト代行の損益分岐は、内製にかかる時間単価と、委託先の固定費・従量費・社内に残る作業時間から求めます。採用する職種や候補者を選定する難易度によって1通当たりの内製工数は異なるため、すべての会社に共通する「何通以上なら外注が得」という数字はありません。
特に、媒体の契約費用は委託しても残ることが多いため、比較から消してはいけません。また、料金が低くても候補者の適合や返信後の対応品質が落ちるなら、採用上の成果まで同じとは言えません。
計算式|社内に残る工数を含める
月の初回送付人数を N とし、内製1通当たりの社内費用を A 円、外注の固定費を F 円、委託先の1通当たり従量費を V 円、外注後も社内に残る1通当たりの確認費を R 円とします。
内製費用=A×N、外注費用=F+(V+R)×Nです。A が V+R より大きい場合、損益分岐の送信件数は F÷(A-V-R)で求められます。初期費用や追加費用がある場合は F に加え、媒体費が双方で同額なら両方へ同額を足します。
架空例:90通ならどちらが低コストか
| 費目・条件 | 内製 | 外注 |
|---|---|---|
| 1通当たりの社内工数 | 15分×時間単価3,000円=750円 | 社内確認50円相当 |
| 外注料金 | なし | 固定40,000円+250円/通 |
| 90通の計算 | 750×90=67,500円 | 40,000+(250+50)×90=67,000円 |
| 差額 | 外注の方が500円低い | 外注の方が500円低い |
| 損益分岐の目安 | 40,000÷(750-250-50) | 約88.9通、整数なら89通 |
これは計算用の架空条件であり、TechSuiteや他社の実際の料金、媒体相場ではありません。1通の作業時間や社内の残存費用が変われば損益分岐も変わります。特に固定費だけでなく、媒体料金・初期設定・月ごとの最低利用料金を実際の見積書で確認してください。
通数では測れない採用成果と品質も見る
100通送っても求人要件に合わない人へ送っていれば、返信や面談が増えない可能性があります。採用職種・媒体・候補者経験帯を揃えて、前向き返信、面談実施、正式選考移行まで比較します。候補者選定の根拠や文面の事実確認を省いてコストを下げるのは、誤送信・辞退・再作業の原因になり得ます。
外部委託後も採用責任者の要件承認、面談、採否判断は社内に残ります。削減された時間を他業務に充てただけの場合と、実際に現金支出が減った場合も区別して評価しましょう。
計算前に集める実測値
社内で検索・選定・文面作成・送信・返信対応・集計に何時間かかっているかを記録し、給与や会社負担を踏まえた共通の時間単価で計算します。委託先には固定料金、対象通数、通数超過料金、初期費用、最低契約期間、対応する媒体・工程を確認します。
必要な前向き返信や面談数を考えるにはスカウト代行のKPI設計を、料金の形式の違いは料金モデル比較を参照してください。
AIスカウトくんの場合
AIスカウトくんには、月額5万円から利用できるプランのほか、利用実績に応じた通数課金プランがあります。自社の通数と必要な支援範囲を置いて比較します(TechSuite公式)。
AIスカウトくんに関するよくある質問
スカウト代行とRPOの違いは?
違いは支援範囲です。AIスカウトくんはスカウト運用を中心に支援し、TechSuiteでは採用活動全体を支援するRPOサービスの「AI RPOパートナー」も提供しています。
候補者検索から送信まで、すべて任せられる?
はい。AIスカウトくんでは、候補者検索・選定からスカウト文の作成、送信まで対応できます。ただし、プランによっては検索条件の作成や定期的な振り返り・改善支援を含まない場合があります。
スカウト媒体の利用料金は代行費に含まれる?
いいえ。AIスカウトくんの代行費とは別に、利用するスカウト媒体の契約・利用料金が必要です。
新卒採用と中途採用の両方で使える?
はい。AIスカウトくんは新卒採用・中途採用の両方に対応しています。人材紹介会社の候補者スカウト運用も支援対象です。媒体ごとに第三者の操作や候補者情報の取り扱いに制限がある場合は、契約・規約に沿ったRPOの支援範囲を調整します。
どのスカウト媒体でも代行できる?
はい。AIスカウトくんは、さまざまなスカウト媒体を活用した採用活動を、RPO(採用代行)として幅広く支援できます。一部の媒体では、第三者によるアカウント操作やスカウト送信などが制限・禁止されている場合があります。その場合も、媒体の規約・契約に沿って、採用要件や検索条件の設計、スカウト文面の作成、運用改善などを支援可能です。媒体上の操作は必要に応じて採用企業側に行っていただきます。具体的な支援範囲は事前に確認します。
まとめ|共通の「何通」はなく自社工数で決まる
内製1通工数、時間単価、外注費、残存工数を使って通数別に試算します。損益分岐だけでなく選定品質と採用成果も併せて判断します。
